階段昇降機を設置する際の工事費用や期間、注意点や商品の選び方

階段昇降機は、階段の昇り降りでご苦労様されている方が、安全に椅子に座ったまま階段を昇り降りできる装置です。家の設計や予算に合わせて商品を選びましょう。また設置工事の前に、いくつか注意する点があります。この記事では階段昇降機の設置工事について解説します。これから階段昇降機の購入やレンタルを検討されている方はぜひ参考にしてください。
 

 
階段昇降機とは、椅子に座ったまま階段を昇り降りできる装置のことです。
階段昇降機の設置を検討されている方は、工事の期間はどのぐらいかかるのか、費用はいくらかかるかなどを把握しておきましょう。
この記事では、階段昇降機を設置する際に、工事の注意点や商品の選び方、費用や工事期間などについて解説していきます。
 

商品を選ぶ際は、階段昇降機設置業者に見積もりを依頼するのがおすすめ

階段の形や家の設計は、家庭によって異なります。階段の幅、勾配、段数、周辺の障害物などはもちろん、階段昇降機をカーブさせる位置や階段からの高さなど、さまざまな角度から設置の仕方を考えなくてはいけません。
カタログなどを参考に候補を絞ったら、まずは設置業者に見積りを依頼しましょう。
設置業者は、家の設計を見たうえで、取り付けができるのか細かく診断してくれます。希望する商品の取り付けができない場合であっても、パーツやオプションを使ったアイデアや、家の設計に適した商品の提案など、適切なアドバイスがもらえるでしょう。
 

設置工事の価格は条件によって異なるため注意が必要

先述したとおり、階段昇降機は階段の形や家の設計によって選ぶべき商品はさまざまです。
レールの長さやカーブさせる回数によっても価格は変わるため、場合によっては数十万から100万円以上の差が出ることもあります。階段の手すりを取り外すなど、改装工事が必要になるケースもありますので、注意しましょう。
階段昇降機を取り扱うメーカーはいくつもあります。できれば複数に見積もりを依頼して、信頼できるメーカーを選択するとよいでしょう。
 

階段昇降機の注文～設置工事までの期間について

商品を注文後、直線タイプなら1～2週間、曲線タイプなら4～6週間ほどで納品され、その後設置工事に入るというのが一般的な流れです。家の設計次第では仕様変更やパーツの取り寄せなどで時間がかかる場合もあるでしょう。
設置工事は半日から1日で完了することもあれば、1ヵ月以上かかることもあります。
 

階段昇降機を設置する際の注意点

階段昇降機を設置する際の注意点を3つ解説します。
 

①設置工事費は介護保険制度の対象外

階段昇降機の工事費用は介護保険料の対象外です。
ただし、お住まいの自治体によっては助成金または補助金を受けられる場合があります。くわしくは、自治体の福祉担当課や社会福祉協議会などへお問合せください。
 

②年1回の定期検査を受ける必要がある

階段昇降機は日々使うものなので、いずれは経年劣化します。安全性を維持するためには、定期的な点検が必要不可欠です。
そのため階段昇降機は年1回の定期検査を受ける必要があります。購入する際は、設置業者に保証期間やアフターメンテナンスについて確認しておくと安心でしょう。
 

③階段昇降機はレンタルもできる

階段昇降機の設置工事にかかる費用の負担が大きい、使わなくなったら外したい、などの場合にはレンタルを検討しましょう。
レンタル最大のメリットは、初期コストが抑えられる点です。ただし、長期間レンタルすると購入した場合よりもトータルのコストが高くなってしまう可能性がありますので注意してください。
階段昇降機を導入する際には、利用する期間をしっかり考えて購入かレンタルを決めるとよいでしょう。
ボーダーラインは大体3年ほどです。3年以上使う予定であれば、購入したほうがよいかもしれません。
 

階段昇降機の設置工事に関することはプロに相談しましょう

階段昇降機を導入する際は、設置する場所、期間、予算などについて、信頼できる業者とよく相談することが大切です。
階段昇降機は階段の形や家の設計によって適切な商品が異なります。工事にかかる期間・価格もさまざまです。また、費用の負担が大きい場合や、短期間だけ利用する場合であれば、レンタルすることもできます。
階段昇降機を検討する際は、希望する商品を絞り込んだうえで、まずは複数のメーカーや設置業者に見積りを依頼することから始めてください。
 
スマイルリフトでは、幅広い製品を取り扱っています。設置場所やご利用者様に合わせた最適な提案をさせていただきますので、お気軽にご相談・お問い合わせください。