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階段昇降機の操作方法

2020.06.27 Category:

階段昇降機は自力で階段の昇り降りが難しい人が安全に階段を利用するための福祉機器です。
いす式階段昇降機の操作は9ステップ
いす式階段昇降機は、階段に固定されたレールの上を移動します。使用者が手元のスイッチで動作させますが、難しい場合はリモコンで介助者も操作が可能です。
1.スイッチでいすを呼ぶ
階段昇降機の本体が別のフロアにある場合は「呼び送りスイッチ」を押して、いすを呼びます。
2.階段昇降機本体の座面をおろす
階段昇降機を使用しない時は、階段通行の邪魔にならないように座面が折りたたまれています。
使用する際は、まず座面をおろしましょう。
3.両方のひじ掛けと足受けをおろす
次に、両方のひじ掛けと足受けをおろします。機種によっては連動している場合もあります。
4.座面に深く座り、足受けに足をのせる
ひじ掛けに手をかけながら、ゆっくり座面に深く腰かけます。足は足受けにのせましょう。
5.シートベルトを装着する
巻き取り式シートベルトをしっかりと装着して、ロックがかかったか確認します。
6.手元のスイッチで階段昇降機を上下移動させる
手元のスイッチを進行方向に傾ければ昇降機が動きます。
操作スイッチは安全面から「押し続け方式」になっていて、スイッチを押している間だけ動作します。機器を停止させたいときは、スイッチから手をはなしましょう。
7.到着したら座面を回転させる(上階のみ)
階段昇降機は横向きに座った状態で移動します。
直線階段の場合、階段の最上段で昇降機が停止するため、そのまま降りるのは危険です。
座面を回転させ、上階フロアの正面に降り口がくるようにしましょう。
座面下の両サイドにある回転レバーを操作して降りやすい位置にイスを回します。
8.シートベルトのロックを解除する
階段昇降機が完全に停止し、安全に降りられる位置に座面を回転させたらシートベルトのロックを解除します。
シートベルトは巻き取り式です。端を持ちながらゆっくり収納しましょう。(巻き取り式でない物もございます)
9.足受けと座面を折りたたむ
階段昇降機を使い終わったら、座面や足受けを折りたたみます。他の人が階段を利用する妨げにならないようにするためです。
キースイッチの解除も忘れずに
階段昇降機の機種によっては、肘かけの先端部分にキースイッチがあります。キースイッチが差し込まれていない時は階段昇降機が動作しません。キースイッチが差し込まれているか確認してから使用しましょう。
階段昇降機は種類によって専門的な知識が必要
階段昇降機には「いす式」と「可搬型」の2種類があります。
いす式は、固定されたレールの上を横向きに座って移動するタイプです。座面に深く座りシートベルトをしめて、スイッチを進行方向側に傾けて動かします。
上階側で降りる時は、安全に降りられるよう降り口がフロアの正面に向くよう座面を回転させます。
使用しない時は座面や足のせ台を折りたたんで、階段通行の妨げにならないようにしましょう。
可搬式は、車いすに取り付けて移動できるタイプの階段昇降機です。使用するには介助人が必要ですが、十分な知識と技術がないと転落事故にもつながります。

可搬型階段昇降機の使用には安全指導員の説明と指導が必須
持ち運びもできて便利な可搬式階段昇降機ですが、操作を誤ると転落事故につながる可能性もあります。操作する場合はある程度の知識と技術が必要です。
使用する前に「可搬型階段昇降機安全指導員講習」を受講した福祉用具専門相談員から十分な説明と指導を受けるように介護保険制度で義務付けられています。